かつて日本は「世界一の長寿国」だったが、今は香港に抜かれている。長寿食である和食を、若い世代が食べなくなっているからだ。長寿をまっとうするためには血管を老化させないことが重要で、著者は和食をベースとした「令和食」という食べ方を提唱している。令和食には5つの基本がある。①野菜・果物をたっぷり②適塩③脂質を控える④主食・主菜・副菜をバランス良く⑤「まごわやさしいよ」食材を取る。「まごわやさしいよ」食材とは、豆類、ゴマなどの種実類、ワカメなどの海藻類、野菜、魚、シイタケなどのキノコ類、イモ類である。
健康長寿の秘密を探って25カ国60以上の地域をめぐった冒険医学者の勧める長寿食。
主食は 大豆や魚を多く用いたもの、塩分は「1日2g強」
令和食は 例えば ハンバーグに普通はひきにくをもちいますが 大豆と魚肉のミンチを用いる。ピーマンの肉詰めなども 大豆と魚のミンチをもちいた。 それらを4週間 継続すると
おススメ食品:カスピ海ヨーグルト ファーストフード(塩が多い)は よくない。
三つのS
1.減塩 SALT 塩を減らせば 寿命が延びる 胃がんが減る
ナトリウムを打ち消すには カリウムが必要。
塩分を打ち消す食材: 野菜 果物 ナッツ 乳製品 大豆、大豆製品 魚など
2.魚 SEAFOOD 魚には長生きの栄養素 タウリンが 含まれている。 タウリンは脂肪代謝を高める。交感神経をしずめ 血圧を下げる。肥満度が下がる。
魚には EPA,DHAが多く 血液をサラサラにする
3、大豆 SOY イソフラボン
大豆イソフラボン 大豆をよく食べる地域は 血圧が低く 悪玉コレステロール
LDLが低い
血圧を低下させる 悪玉コレステロールを下げ心臓病を予防する
更年期障害の症状を抑える 骨粗鬆を 予防する 乳がん,前立腺がんの
予防
ほとんどのがんの死亡率を下げる 肌を 若々しく保つ
魚 SEAFOODに含まれる マグネシウムは大豆にも含まれています。
酵素の働きをサポートしています。 動脈硬化 糖尿病 肥満 高血圧の予防や
改善に役立っています。
糖尿病予防に 大豆に含まれる マグネシウムが関係する。マグネシウムが多い
と 肥満防止効果がある。
大豆を一日60g 納豆2パック分 豆乳 豆腐で補うべきである。
Yoghourtには 整腸作用 生活習慣病予防 塩分の外を打ち消す作用 免疫力
を上げる効果
まとめると バランスよく食べるための5つのポイント
では、栄養バランスのとれた食事とは、どのようなものなのでしょうか。同研究所では、下記のようにまとめています。適塩/1食2.3g未満 副菜たっぷり/副菜70gが3皿以上
- 脂質の割合(脂肪エネルギー比)/25%未満
- まごわやさしい/日本の伝統的な食材をキーワードにしたもの
- 食事バランス/主食1皿、副菜2皿、主菜1皿
これらの5つのポイントをもとに、1食650kcal以下のランチとして仕上げてました。「まごわやさしい」というキーワードは、みなさんもよくご存知と思いますが、一応紹介しておきます。
- ま・・・まめ(大豆・大豆製品) ご・・・ごま わ・・・わかめ(海草)
- や・・・野菜 さ・・・魚 し・・・しいたけ(きのこ) い・・・いも
日本人が伝統的に食べてきた食材や食べ合わせのよさを見直した上で、塩分の取りすぎに気をつけ、他にも食事バランスガイドにもあるように乳製品や果物なども取り入れることがすすめられています。幅広い食品から様々な栄養素をとることが理想的だということです。
もちろん健康というのは食事だけでなく、運動や休息、ストレスなど、様々な要因が絡み合っていますから、「これさえ摂れば」「これさえすれば」という魔法はありません。
とはいえ、食事は私たちの体をつくるものであり、だからこそ栄養バランスのとれた健康的な食事を毎日毎食すればよい……のですが、頭ではわかっていても、なかなか実践することが難しいのも現実です。まずは「一日一膳」からなら、ハードルも低くなるのではないでしょうか。